占い

 

7番「いやもう不安ですね。」

2番「どこが不安なんですか?」

7番「家の鍵かけたかどうか不安でねー」

2番「確かにそれで不安なときあるけど、そんなん今、言うなや。」

7番「家の鍵をちゃんと公園の木の枝にかけたかどうか不安ですわ。」

2番「かけんな!そんなとこにかけたら誰かとるかもしれんやろ!」

7番「いや、むしろ枝から落ちたかどうかのほうが不安ですね。」

2番「いや、どっちにしろ枝に掛けたらだめでしょ!」

7番「まあ、冗談はさておきね。」

2番「冗談かい!」

7番「お前は不安とかないの?」

2番「まあ、普通に・・・将来とか・・不安やけど。ね。」

7番「じゃあオレが占いしたるわ。不安を解消するために。」

2番「できんの?占い。」

7番「占い界のスーパードライと言われたからね」

2番「確かにスーパードライはビールでは一番売れてるけど、250ml、270円だよ。」

7番「・・なんでツッコミ標準語やねん。まあ・・ね・・酔わすのよ。占いで。」

2番「それなんかちゃうやろ、うまいこと言ってないからね、全然。
   で、なんの占いしてくれんの?」

7番「チューリップ占い。」

2番「なんでチューリップ限定やねん、せめて花占いしろや!」

7番「赤、青、黄色〜ってあんのに、どの花見てもきれいなのに。
   ・・じゃあ車占いしましょか?」

2番「なんかオレが悪いみたいやけど、まあ、ええわ。車占いって何?」

7番「あなた何座ですか?」

2番「おうし座。ですけど。」

7番「じゃあ今日のラッキカーはプリモです。」

2番「なんやねん、車種だけ言われても、乗らないとアカンの?」

7番「見るだけでもまあいいかな・・」

2番「じーーっと車見るんかい!それはそれでいやや。」

7番「子供に戻ったように・・・純粋な感じで・・・」

2番「ええように言うな!20歳越えてたら、完全にただの痛いヤツやん!」

7番「まあ、それぐらいのリスクをとってもらわないと運というものはつかんね・・」

2番「ええー。そうっすかー?・・じゃあ、今年の運勢を見て?」

7番『うーん、あなたのラッキーカーは梅干色のセダンです。」

2番「なんで色も限定やねん。梅干色?梅干色の車ってないぞ!」

7番「まあ、血の色でもいいですよ。」

2番「怖いわ!」

7番「ワインレッド・・・赤でもいいですね。
   ボ クとしてはすごい妥協。凄まじい妥協ですがね。」

2番「赤でええんかい!」

7番「まあ、あなたの顔が真っ赤になってますけどね・・・」

2番「そんなんいらん!」

7番「ラッキーカラーとラッキカーで2重の幸運がつかめますよ!
   一年間毎日見続ければ、まあ幸運ですね。」

2番「一年間も見れるか!それに『まあ幸運』ってなんやねん!
   はっきりせえ!こっちは一年間見とんねやから!」

7番「まあwそれなら、買って乗ったほうが確実ですけどねw・・」

2番「『まあ』むかつくなあ・・って占いで車買うかあーー!普通に幸運にせえや!」

7番「幸運にせえやってw・・・それはそれで無茶な要求ですけどね。
   違う占い方法もありますよ。」

2番「じゃあそれで。」

7番「生命線が・・・」

2番「あ、手相ね。」

7番「生命新幹線になってますね。生命線が新幹線の形してます。非常に似てます。」

2番「え、どういうことですか?」

7番「早いね。」

2番「早いって死ぬのが早いってことですか?なんとかならんの!?」

7番「足速いね。」

2番「なんでそんなん分かるねん!」

7番「50m走の時すごいワクワクしてましたね?」

2番「いやしてたけど、運勢と関係ないですよね。」

7番「あなた手も速いですね?」

2番「手も速いって・・女、ですか?普通ですよ。」

7番「女の子と接 するときはワクワクしてましたね?」

2番「ワクワクしましたけど・・運勢と関係ないですやん。」

7番「あなた、相当、手を出すの速いですよ。それこそ『のぞみ』クラスですよ。」

2番「それ速そうやけど・・ってか基準がよう分からん。例えでしょ?それ。」

7番「あなた、OLの望美(のぞみ)さんに手を出しましたね?」

2番「出してないわ!出してないですよ!」

7番「女子大生の『ひかり』さんにも手を出しましたね?」

2番「あ、それは・・昔・・・・・ちょっとだけ・・」

7番「でしょ?『こだま』さんにも出しましたよね?」

2番「こだま!こだまて!こだまひびきのこだまさんになんて出すわけないやん。
   男やん!おっさんやん!・・・あなた単に新幹線の名前言ってるだけでしょ?」

7番「あ、間違えました。逆ですわ。手を出されましたね?こだまに」

2番「出されてません!」

7番「のりおにも手だされましたね?」

2番「出されるかーー!!ってか新幹線のりおってないやろ!
   いややわ!新幹線のりお!」

7番「まあ、絶対に遅いでしょうね。確かに『のり』たくないよねw」

2番「・・そんなんいらんねん!」

7番「あ、『のりおり』したくないよね、のほうが良かったかな?3文字掛かってるし。」

2番「どっちでもええわ!もうええから仕事運見て!」

7番「あ、この服いい仕事してますね〜」

2番「違う!俺の事を見て。」

7番「仕事運のないあなたにはもったいない服だ。」

2番「なんやねん!失礼でしょ!しかもついで感覚で運勢言うな。
   しかも悪いみたいやし。もうええ恋愛運見て。」

7番「3人恋人ができます。」

2番「ほう、ええやん。それそれ!そんなん言って。」

7番「そのうち2人はクロマニヨン人です。」

2番「いややーーー!」

7番「なにを言うんですか!あなたと出会うためにわざわざ復活したんですよ!」

2番「来るなーーーー!」

7番「雑誌のモデルになるほどの女の子ですよ!」

2番「・・・なんの雑誌?」

7番「・・・・『ニュートン』・・・」

2番「科学系雑誌やん!それ!『人類の神秘』みたいな特集であるような・・」

7番「子供にも最近人気ですよ。『週刊そ〜なんだ』とかにも引っ張りだこですよ。」

2番「うれしないわ!あんなんほとんど猿やないかい!」

7番「あなたそれはあかんでしょ、自分の祖先を猿呼ばわりするとは。
   ・・祖先を大事にしない人は幸運にはなれませんよ。」

2番「確かにそうやけど、なんかお前には言われたくない!もうええ!」

 

HOMEへもどれ!!