「夏は暑いね。」

「そうだね。」

「こう暑いと何もやる気がなくなっちゃうね。」

「いや、でも僕は結構動くよ。春夏秋冬問わず。」

「へえ〜やるじゃん。で、どんなことするわけ?」

「決まってんじゃん。夏といえば海。海といえば海賊。海賊といえばワンピース。ワンピースといえば着たい。つまり女装だよ。」

「なかなかいい事言うね。でも僕はワンピースといえば脱がしたい派だから君の意見に賛同することはできない。」

「なるほど。でも、そんな二極的変態道を突っ走る僕らにぴったりのいい方法があるんだよね。」

「まじで?教えてよ。」

「まず、ここに用意したワンピースを僕が着るね。」

「うん。」

「よし、着終わった。これで僕の欲求は満たされたって事だね。」

「うん、よかったね。でも僕は何の得もしてないよ。それどころか君の着替えシーンに吐き気を催したくらいだ。」

「いや、よく考えて。今の僕を見てどう思う?」

「・・・・・・・・あっ!!」

「どう思った?」

「脱がしたい!!!」

「では脱がしなよ。」

「おうよ!てやんでい江戸っ子は荒っぽいぜ!」

「うわわわわ!すごい脱げてる!すごい脱げてる!」

「よっしゃ終わった!」

「脱・衣・完・了!これで僕たち二人の欲求は満たされた。」

「ミッションコンプリート!」

「いや〜楽しかった。じゃ、明日もこの時間に集合ね。」

「・・・・・・・・・いや、正直気持ち悪いしもういいよ。」

「・・・・だよね。じゃ帰ろっか。」

「うん・・・でもその前にそこの便所で吐いてくるわ。」

 

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