女性の気持ち

 

 

A「女性専用車両ができたね〜。」

B「あ〜あれね。女性しか乗れない電車ね。」

A「あれ、どう思うよ?」

B「そこに乗りたい。」

A「あ〜、わからないでもないけど、それは無理だ。」

B「え、なんで?だって女性しかいないんだぜ!ハーレムだぜ!!

  男だれもいないんだぜー!!!」

A「だから乗れないんだよ!しかしあれらしいよ、やっぱ女性の方は痴漢は怖いらしいよ。」

B「うん、痴漢はマジ怖いよ!」

A「なんで女性目線?」

B「実は、俺・・・心は乙女だから。」

A「気持ちが悪い。でも、ま〜、お前がもし女性だとして痴漢にあったらどうする?」

B「まず、人に触られる前に自分で自分のを揉みたおすね。」

A「このド変態が!そうじゃなくて、女性の気持ちになってだよ。」

B「わかったよ。・・・そうだな〜。

  朝の満員電車。モソモソ。どこからともなく忍び寄る手。すーっと首筋にその手がふれる。そしてその手という名の大蛇はスルスルとすべりこむように胸元に入ってくる。」

A「なんか、生々しいな。」

B「「誰?!」脅える私。でも怖くて声が出ない。どうしよう。誰か助けて!

  しかし誰も気づきはしない。電車男も見てみぬふりだ。」

A「電車男気づいてるじゃん!」

B「こちらが反抗できないことをいいことに、大蛇はウネウネとたわわに実った果実を堪能している。もうだめ!我慢できない!

 勇気をふりしぼって右手でギュっとその手を掴んだ!!」

A「おお!」

B「な、なんと掴んだのは、私の左手だった!」

A「結局お前かーい!!」

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