ガソリンスタンド M:最近さ、ガソリンスタンドでもセルフサービスとかあるじゃん? 猫:あ〜、ちょっと安いやつね。 M:でもさ、もっと多様なニーズに答えられないとこれから先、生き残れないと思うのよ。 猫:なるほどね!もっと色んなサービスをってことね! M:そうそう。例えば、吉野家みたいにイレギュラーなオーダーに対応したりね? 猫:どんな風に? M:キキィー!「レギュラーつゆだくで!」 猫:何?つゆだくって?? M:もう、溢れんばかりにガソリンを入れるの。むしろ軽く溢れちゃってるくらい。 猫:ダメダメ!あぶなすぎるから。 M:キキィー!「ハイオクねぎだくで!」 猫:ネギってなんだよ…。 M:えっとね、ユリ科の植物で、主に食用に用いられるメジャーな野菜。 猫:いや、ネギの説明じゃなくって、ガソリンとネギは関係ないでしょ? M:ガソリンにネギを浮かべるんだよ。 猫:エンジン壊れちゃうから! M:排気ガスにネギの香りがね…。 猫:臭い!! M:吉野家はダメかなぁ? 猫:ダメだなぁー。 M:じゃあバイキング形式は? 猫:バイキング? M:90分入れ放題!! 猫:結局満タンじゃーん。90分もいらないしー。 M:じゃね、当たりつき!! 猫:あ、それはいいかもね!プレゼントがもらえたり?? M:じゃお前、客やって! 猫:OK!キキィー!「レギュラー満タンで!」 M:「レギュラー満タンはいります!!…あ、お客様!」 猫:「お、当たり??」 M:「残念ながらハズレでございます。」 猫:当たってるバージョンでおねがいしますよ! M:そんなに簡単に当たったらつまらないでしょ? 猫:つまらないとかじゃなくって、話のながれ的にさぁ〜。 M:はーい。 猫:キキィー!「レギュラー満タンで!」 M:「レギュラー満タンはいります!!…あ、お客様!」 猫:「お、当たり??」 M:「はい、当たりでございます!!!!」 猫:「やったぁ!!」 M:「では、ガソリンを2倍の量…」 猫:溢れまくってるから!! M:つゆだく。 猫:つゆだくはもういいから!!はい、ボツ。 M:じゃー、キャバクラサービス! 猫:おねぇちゃんとかいるの? M:そうそう。ハイオク入れるとコールかけてくれるの。 猫:ドンペリみたいに? M:そんな感じ。気持ちいいでしょ? 猫:無駄だろー。 M:お前客やって。 猫:はいはい。キキィー!「ハイオク満タンで!」 M:「ハイオクはいりまーす!カローラの、ちょっといいとこみてみたい♪」 猫:車にコールかけなくていいから。 M:「あ!こぼしちゃった…。」 猫:なんだよジオスって!粗相じゃないのかよー。「いいから、早く入れてください。」 M:「それはできないんですぅ〜。」 猫:「え?」 M:「おさわり禁止なんで…。」 猫:いみねー。だめだこれ。 M:「うわ!軽油1リットルでこんなにとんのかよ!!」 猫:その、キャバクラでボられたみたいなのいいから。 M:ダメ? 猫:ダメダメだよ。 M:じゃね、筋肉番付サービス! 猫:なつかしいなぁ…。どんなの? M:「さぁ、ガソリンと言う名の命の源がメタリックのボディーに注がれていく! 猫:何?古館?てか、走る引きこもりってかっこわるくね…? M:こんな実況を生声でいれてくれるの。 猫:まぁ、一回だけならいってみたいかもね。 M:だろ?別バージョンもあるんだぜ? 猫:どんなの? M:「オヤオヤ、猫まっしぐらさぁ〜ん、ハイオクをいれちゃうんですかぁ〜?」 猫:ぶらり途中下車の旅バージョン? M:「だめですよぉ。ネギなんかいれちゃぁ。」 猫:ネギだくはもういいから!! |